急性b型肝炎の治療方法
急性b型肝炎は、免疫力のある成人が、b型肝炎ウイルスのキャリアと血液・体液の接触により感染する一過性の肝炎です。
b型肝炎ウイルスに感染後、3ヶ月程の潜伏期間を経て倦怠感・食欲不振・吐き気といった症状を発症します。
免疫力のある成人が罹患するため、治療方法としては治療薬に頼るのではなく入院して安静にし、点滴などで体力の維持に務めながら自然治癒によって数ヶ月で回復します。
慢性b型肝炎の治療方法
慢性b型肝炎は、免疫力の無い赤ちゃんが、母親の有するb型肝炎ウイルスによって出産時出血などにより感染し、b型肝炎ウイルスが肝臓に住みつくことで持続感染し発症する肝炎です。
慢性b型肝炎をそのままにしておくと、症状悪化が進行し、肝硬変や肝ガンの発症につながり、最悪、命の危険が脅かされます。
持続感染の状態になると、ウイルスを体外へ排出することはほとんど不可能となりますが、現代では治療薬の投与などにより、症状を抑えてコントロールする治療方法が取られています。
病状を悪化させないためには、早期診断・早期発見によって適切な方法による治療が重要となります。
エンテカビル・バラクルードって?
慢性b型肝炎を治療するため、いくつかの治療方法や治療薬が存在しますが、近年注目されている新薬として「エンテカビル」という成分が入った錠剤であるバラクルードという治療薬があります。
エンテカビルは、b型肝炎ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス剤であり、ウイルス値や肝機能値が思わしくなく、肝炎が収まらない方に処方されます。
効能として、ウイルスが限界低減まで達した人が94%も存在する有用な新薬で、副作用についても、ほとんど日常生活を送ることに支障をきたさない程、危険の少ない治療薬です。
唯一、エンテカビルは治療薬が高価であるため多額の治療費が発生してしまうという欠点がありましたが、平成22年からスタートした「肝炎医療費助成制度」の適用により治療費の一部が助成されるため、自己負担額が毎月1万円と、治療しやすい方法の一つとなりました。
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